天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2012-11-10から1日間の記事一覧

時雨(2)

近代の俳句、短歌から例をあげよう。 小夜時雨上野を虚子の来つつあらん 正岡子規 山中の巖うるほひて初しぐれ 飯田蛇笏 しぐるるや目鼻もわかず火吹竹 川端茅舎 うしろすがたのしぐれてゆくか 種田山頭火 ゆうされば大根の葉にふる時雨いたく寂しく降りにけ…