島崎藤村の「初恋」は、日本浪漫派の代表的な詩集『若菜集』にある七五調の四連詩である。よく知られた初めの一連を次に引く。 まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり ここまで読むと、同じ七五調の大伴家持の…
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