天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-04-14から1日間の記事一覧

山桜(2)

次に近代短歌から。 緋縅(ひをどし)の鎧を着けて太刀佩きて見ばやとぞ思ふ 山ざくら花 落合直文 うすべにに葉はいちはやく萌えいでて咲かむとすなり山桜花 若山牧水 山ざくら咲きたるところとほり行き心はきよし言ひがてなくに 斎藤茂吉 夕づきて渓間の風の…