天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-05-11から1日間の記事一覧

初夏(1)

夏のはじめ。はつなつ。梅雨に入るまでの爽やかな頃である。陰暦4月の異称でもある。 鸚鵡籠提げて水夫や初夏の街 安田北湖 はつなつのおほきな雲の翼かな 高田正子 初夏やあしびの若木まろがりて光る箱根の駒が嶽かな 与謝野晶子 はつ夏の日の照りわたる狂…