天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-08-20から1日間の記事一覧

『しづかに逆立ちをする』 (続)

私の好みの歌の続きである。幻想を詠んで魅力ある歌、比喩が巧みで楽しい歌など。 オオオニバスの葉ごと葉ごとに燕尾服の侏儒の道化が正座 してをり コンソメゼリーに閉ぢ込められて花のごとく海老は待ちをり舌 ちかづくを 北アイルランドの寥寥無慚(れうれ…