天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-11-16から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(33)―

坪内稔典『俳人漱石』を読んだ。これは和田茂樹『漱石・子規往復書簡集』 (岩波文庫)にある漱石の句に対する子規の評・添削を中心に、漱石・子規・稔典の三人が俳句作法を語り合う形式のユニークな啓蒙書である。「往復書簡集」の子規の批評や添削では、理由…