天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-12-15から1日間の記事一覧

『まはりみち』(続)

伊藤冨美代さんの短歌の特徴について続ける。 (4)擬人法: 生き生きと身近に感じさせ、時に哀感を出す効果 大けやきの梢の奥にひそみゐる空のしづけさ歳晩の夕 湧水の繊き流れはくねりつつ空のはたてにのぼりゆくべし 捨てられし木椅子はひとを待ちがてに…