天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-12-22から1日間の記事一覧

凩を詠む(3)

木枯しの俳句で有名になったのは、池西言水であった。「凩の言水」と呼ばれるほどであった。言水は松尾芭蕉と同時代、江戸時代初期の俳人である。奈良出身だが、江戸、京都はいうに及ばず北越、奥羽、九州などにも出かけている。時流には敏感で元禄年間に流…