天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-12-26から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(36)―

西行の顔も見えけり富士の山 子規 これは正岡子規が作って夏目漱石に自慢した句であった。これに対して漱石は明治23年7月20日付で、次の名吟を得た、但し他言しないこと、随筆などにも載せないでくれと子規に手紙を出している。その句とは 西行も笠ぬいで見…