天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

栗の花

虫媒花で長い花穂に特有の匂いがある。雌雄同株で、花穂の先に多数の雄花、基部に少数の雌花をつける。 世の人の見付けぬ花や軒の栗 芭蕉 逗留の窓に落つるや栗の花 向井去来 栗の花丹波は雲の厚き国 茨木和生 花栗のちからかぎりに夜もにほふ 飯田龍太 栗咲…