天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2014-02-14から1日間の記事一覧

立春を詠む(4)

立春(二月四日頃)から立夏(五月五日頃)の前日までが春である。 立春の明けの薄氷 嘴打ちていくさのごとく鷺はあそびし 百々登美子 定めなき北ぐにの空立春のゆふべを降りて雪の熾(はげ)しさ 岡部文夫 立春きさらぎ美しきひびきを持つ言葉先立てて来る春…