天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2014-03-30から1日間の記事一覧

鑑賞の文学 ―俳句篇(40)―

どれも口美し晩夏のジャズ一団 金子兜太 前衛俳句における「詩としての真実」の例である。この句が作られた現場に居合わせた酒井弘司(「海程」創刊同人、「朱夏」主宰)によれば、場所は新宿の喫茶店で、ラテン音楽のバンドを聴いた夜のこと。時期は早春で…