天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2014-05-19から1日間の記事一覧

海鳴り(2)

うねりが砕ける時、巻き込まれた空気が水のすき間から噴出するときに起るという。これなら洞窟などなくても海鳴りはする。 幾ひらの苔の入りたる氷柱あり海鳴りの音も聞こえず なりて 山下陸奥 草鞋買ひてはきかへをれば海なりの音ははるかに地を つたひくる…