天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2014-05-22から1日間の記事一覧

流氷(3)

オホーツク沿岸に見られる流氷は、彼岸のころからゆるみ始め、四月下旬には消滅する。 流氷や宗谷の門波荒れやまず 山口誓子 白炎をひいて流氷帰りけり 石原八束 ある流氷女賊をのせしごと急ぐ 細谷源二 流氷の来る前ぶれの夜々の凪 金子幽霧 流氷や手を振ら…