天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2014-10-03から1日間の記事一覧

家鴨(続)

アヒルについては、すでに2009年8月25日でとり上げているが、以下はそこに入れていない作品である。 川の瀬に洗ふ蕪(かぶら)の流れ菜を追ひ争ひてゆく あひるかな 野村望東尼 夜の更けし酒場の路地は家鴨二羽相寄りてゐる黄の 嘴(はし)あはれ 河野愛子