天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2014-10-08から1日間の記事一覧

稲妻(1)

古くは「いなつるき」「いなつるび」などの呼び名もあった。古来、秋の歌として詠まれ、俳諧でも秋の季語になっている。稲を実らせると考えられていたからであろう。 秋の田の穂の上をてらす稲妻の光のまにもわれや忘るる 古今集・よみ人しらず 世の中を何に…