天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2014-10-28から1日間の記事一覧

芭蕉(2)

台風に広い葉が煽られてなびき破れるさまは痛々しく、破(や)れ芭蕉と呼ばれ、俳句では秋の季語になっている。俳人・松尾芭蕉の俳名は、深川の自宅の庭にあった芭蕉からとったという。 刃こぼれの一剣似たり破芭蕉 水原秋櫻子 相隣り合ひて互に破芭蕉 倉田紘…