天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2014-11-09から1日間の記事一覧

句集『遺産』を読む(1)

森尻禮子さんの第二句集『遺産』がふらんす堂から発刊された。 俳句の本質が、諧謔にあることは、ややもすると忘れられがちで、客観写生や境涯詠が注目されることが多い。また俳諧とか諧謔とかの言葉は、古臭く現代のセンスに合わない、とも思われる。だが、…