天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2015-05-06から1日間の記事一覧

歌集『蜜蜂の箱』(2/3)

一首の巧みさを感じさせる技法のひとつに副詞(句)の使い方がある。佐々木さんが師事している小池光さんが名手なのだが、佐々木さんの例をあげよう。 「火星人」答案用紙に名をしるす少年の耳あたかも尖る ひるのガレージ密やかにしてそれはもうふはふはの…