天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2015-08-28から1日間の記事一覧

波の歌(3)

和歌には、「浅瀬白浪」「荒浪」「沖つ白浪」「川浪」「ささ浪」「ささら波」「白浪」など、様々な形で詠まれた。 須磨の関夢をとほさぬ波の音を思ひもよらで宿を かりけり 新古今集・慈円 底ひなき淵やはさわぐ山川の浅き瀬にこそあだ波はたて 古今集・素性…