天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2015-09-02から1日間の記事一覧

波の歌(5)

冬型の気圧配置となり風が強まると、岩で砕けた波の白い泡の様子が、花が群がっているように見える。これを「波の花」という。能登半島の曽々木海岸や鴨ケ浦海岸、越前海岸などでよく見られる。 草も木も色かはれどもわたつうみの波の花にぞ秋 なかりける 古…