天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2015-10-17から1日間の記事一覧

歌集『思川の岸辺』(2)

最初に注目したのは、従来の歌集に比べて、口語調の作品がかなり多いということであった。旧仮名遣いではあるが。 最後の靴二年半前買つたつきりそれからそれから いろいろの事 バケツに首突つこんで水飲んでゐるうしろすがたも しみじみ女猫 水飲みに行つた…