天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2015-10-21から1日間の記事一覧

歌集『思川の岸辺』(5)

この歌集は、奥さんを癌で亡くした悲しみが主題だが、小池さんの作品に共通するユーモア、ウィット、ペーソスで溢れている。副詞(句)や対句、比喩などの巧みな用法による。 海峡をいつとはなしに抜けしとき静かの海は ひろがりてをり 「ボナパる」といふ動…