天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2015-10-24から1日間の記事一覧

歌集『思川の岸辺』(8)

従来の歌集にも共通するが、助詞・助動詞の使い方に古典和歌(特に万葉集)の継承と工夫(「を」「も」「は」「つ」「つつ」「に」「さへ」等々)が見える。例えば「を」の省略など新鮮。 それぞれに結婚をしてふたりの子めぐりを去りし 空しきものを 正座し…