天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2015-10-26から1日間の記事一覧

歌集『思川の岸辺』(10)

小池さんは、現代歌人ながら「あはれ」を気にせず使っている(実は内心では、使う場所に配慮している)。周知のように、「あはれ」には、名詞(悲しみ)、形容動詞(ふびんだ、感に耐えない)、感動詞(ああ)と、三つの働きがある。いずれに用いているかは…