天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2015-12-17から1日間の記事一覧

鑑賞の文学―短歌編(40)―

『石川啄木の百首』の続きであるが、ここでは、小池さんが深くは言及していない啄木の歌の表記について、課題を喚起しておきたい。それは、多彩な三行分かち書きの意図、についてである。詩人の北川透が『詩的レトリック入門』(思潮社)で余白論を試みてい…