天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2015-12-29から1日間の記事一覧

歌の原郷(1)

先月の12月16、17日でとり上げた小池光さんの『石川啄木の百首』の続きである。「歌の原郷」とは、小池さんが、解説として巻末につけた題名である。解説の終りの部分に、小池さんはつぎのように書いている。 「(啄木の歌は)短歌という制限された文学の伝統…