天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-06-06から1日間の記事一覧

夕陽のうた(10/10 )

夕陽に関わる思い出も人さまざまであろう。三枝昂之の歌のような記憶は、凄まじいが、案外似たような残酷な体験を持つ人もあるのではないか。物理的にも心理的にも。 沖に沈む夕陽のいろに染められし楕円の枇杷がひとつ 浮かべり 川戸れい子 夕日さすたたみ…