天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-07-10から1日間の記事一覧

歌集『九年坂』(1/2)

田上起一郎さん(「短歌人」所属)の第一歌集である。小池光さんの「跋」に、田上さんの短歌修業歴や歌のふしぎさ、おもしろさについて紹介されている。 以下では表現上の具体的な特徴を分析してみよう。短歌に限らないが、詩情をもたらす技法がよく分るはず…