天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-07-31から1日間の記事一覧

風の詩情(9)

前回の続きである。 *日方(ひかた): 日の方から吹く東風、東南風、西南風。 天霧(あまぎ)らひ日方(ひかた)吹くらし水茎の岡の水門 (みなと)に波立ちわたる 作者未詳『万葉集』 *黒南風(くろはえ): 梅雨入り頃の南風 一連のはだか電球かかげつつ高きに人…