天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-08-07から1日間の記事一覧

風の詩情(15)

風を詠んだ和歌(短歌)を調べていて気付いたことがある。「嵐」は万葉集(785年頃成立)、から以降の和歌集で共通して詠まれているが、「木枯し」は万葉集にも古今集(913-14年成立)にも詠まれていない。二十一代集では、後拾遺和歌集(1086年成立)になっ…