天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-08-25から1日間の記事一覧

雲のうた(2)

万葉集には「雲」の詠まれた歌は、200首くらいある。 一首目の「隠口(こもりく)」は、「泊瀬」にかかる枕詞。「く」は所の意味。「こもり」は、中に入って出ないこと。隠れて現れないこと。大和の泊瀬は山に囲まれた所からきている。また四首目の「百伝ふ…