天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-09-05から1日間の記事一覧

雲のうた(12)

新古今集の雲の入った法師の作品を集めてみた。次の西行の最初の歌は、他の歌に比べてなんとも勇壮な詠みっぷりである。じめじめしていなくて気分が良い。主観や心情を露わに入れないほうが、好ましく感じる。西行、寂連は定家と共に三夕の歌でよく知られる…