天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-09-22から1日間の記事一覧

雲のうた(23)

岡野弘彦は日中戦争の記憶を詠んだ。尾崎左永子は落日とその後の空の情景をリアルに詠った。岡部、菊池の作品は、分りにくい。 秋の雲ひとつ下りきてくろぐろとここの狭庭に影してゐたり 宮 柊二 赤き日は沈まんとして西空に雲あつまれるとき額を垂る 岡部桂…