天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-09-27から1日間の記事一覧

雲のうた(25)

冬の雲について。時雨雲、雪雲、凍雲、冬雲 などの言葉もある。井辻朱美の歌は、「無原罪のたましひ」が複雑な言葉に見えるが、純粋無垢な魂ととればよいだろう。珊瑚の桃色のような丸い冬雲との取合せ。 北空に夕雲とぢてうつせみの吾にせまりこむ雪か雨か…