天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-10-11から1日間の記事一覧

白鳥の歌(7/9)

水原紫苑の歌は、歌集『世阿弥の墓』にある。世阿弥の言葉「白鳥花を含む、これ幽玄の風姿か」を踏む。白鳥が蛇に近づくとは、水原紫苑のエロス感覚であろう。 水を出でおおきな黒き水掻きのぺったんぺったん白鳥がくる 渡辺松男 白鳥はふっくろと陽にふくら…