天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-10-29から1日間の記事一覧

わが歌枕―二見浦

ここでは三重県度会郡二見町の海岸をとり上げる。五十鈴川河口から夫婦岩の立つ立石崎までの海岸である。以下の歌で、「玉くしげ」は、「ふた、あく」などの枕詞になっている。 玉くしげ二見の浦に住む海人のわたらひぐさはみるめなりけり 凡河内躬恒『躬恒…