天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-11-10から1日間の記事一覧

わが歌枕―小夜の中山

「さやのなかやま」と読む。静岡県掛川市と小笠郡との間の山で、五十三次の金谷・日坂の間にある。「なかなかに」「さやかに」を伴う同音反復表現が多い。 西行は、歌から分るように二度、この山を越えた。28歳と68歳の時である。奥州藤原氏は西行の一族であ…