天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2016-11-18から1日間の記事一覧

わが歌枕―武蔵野(3/3)

徳川家康が江戸に幕府を開いてからは、人口の急増を見込んで、近郊各地の新田開発が旺盛に進められた。玉川上水や野火止用水が開削され、武蔵野台地上でも農業が可能になった。 こうした開拓によって原野は次第に少なくなり、代わって田畑、屋敷林、街道防風…