天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-02-04から1日間の記事一覧

俳句―取合せ論(3/5)

取合せ(配合)の手法に対して「一物仕立て」と呼ばれる手法がある。他の事物と取り合わせずに、対象となる季語だけに意識を集中させ、その状態や動作を詠む方法である。これを芭蕉は「発句は只金を打のべたる様に作すべし」と表現した。 以下に「一物仕立て…