一首目については先に詳しく解説した。四首目は少しややこしい。寄物陳思の歌に入っている。中西進の『万葉集』を参考に意訳すると、「夜明けの布雲が遠く空にかかるように、遠くて逢うこともことばを交すこともできないが、仲を絶つというほど隔っているわ…
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