天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-05-28から1日間の記事一覧

天空のうた(7)

(2017年02月21日のブログからの続き。) 次の一首目の「天飛ぶや」は、「鳥」、「雁」また地名「軽(かる)」にかかる枕詞。西行の歌には、旅先のそこここに庵を編んで暮らした自身の気持がよく現れている。定家の「たく柴のしばしと見れば」は縁語用法という…