天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-06-02から1日間の記事一覧

天空のうた(12)

三首目の「玉鉾の」は、[枕]「道」「里」にかかる枕詞。慈円の歌は、「夏衣かたへ涼しく」とか「夜や更けぬらむ」とか、少々理屈っぽい。「ゆきあひの空」とは、夏と秋とが入れ換わる空のこと。 やまふかみ猶かげさむし春の月そらかきくもり雪は降りつつ …