天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-07-10から1日間の記事一覧

歌集『窓は閉めたままで』(3/4)

短歌は読んだ時の音・韻律といった聴覚の面に左右されるだけでなく、字づら・表記から受ける視覚効果にも大きく左右される。短歌というと大和言葉が中心になり、外来語やカタカナ言葉は少ない、という印象を持ちやすいが、紺野裕子さんのこの歌集では、現代…