天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-07-23から1日間の記事一覧

漱石の俳句作法(7/8)

蕪村との類似性 ところで俳句における漱石と蕪村との類似性を詳しく分析したのは、森本哲郎が最初であった。中でも現代なら剽窃だとされかねない多くの類似句をあげているが、以下のような例がある。 二人してむすべば濁る清水哉 蕪村 二人して片足宛(づつ)…