天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-07-30から1日間の記事一覧

相聞歌―時代と表現―(5/5)

□ 古典和歌における修辞の特色は、序詞的比喩、掛詞、本歌取などであった。近現代短歌になると掛詞や本歌取は少なくなり、口語(調)の表現が試されるようになった。和泉式部と俵万智の作品の比較及び与謝野寛と永田和宏の作品の比較から分るのは、相聞歌に…