天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-08-04から1日間の記事一覧

古典短歌の前衛―酒井佑子論(4/11)

□直喩 喩法は和歌の生れた時代から、主要な技法のひとつであった。 特に直喩がそうである。隠喩については、現代の前衛短歌が多用し、 主要な技法にした。酒井佑子の場合は、分りやすい直喩を使用して いる。 三首づつ例をあげる。 身のうちに痛みあるごとく…