天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-08-08から1日間の記事一覧

古典短歌の前衛―酒井佑子論(8/11)

□老の歌 赦されしとまだ思はなくに玉の緒の細りゆく父を 如何にせよとか 『地上』 *「赦されしとまだ思はなくに」をどう解釈するか。余命いくばくも ない父なので好きなようにさせてあげて、というわけでもないが、 それでもどうしようもない、という嘆きで…