天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-08-18から1日間の記事一覧

俳句と短歌の交響(2/12)

北原白秋が句作に興味を持ち始めたのは、小田原山荘時代・大正十年の夏であった。短歌の俳句化を試みた。 日の盛り細くするどき萱の秀(ほ)の蜻蛉とまらむとして 翅(はね)かがやかす 萱の秀に蜻蛉とまらむとする輝きなる 歌の方は、芭蕉の句「蜻蛉やとりつき…