天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2017-09-16から1日間の記事一覧

コミック短歌(4/12)

変容のきっかけ 短歌定型には、感動の画一化、自己肯定からくる批判精神の希薄化という陥穽がある。すでに大正から昭和にかけて釈迢空が、短歌の抒情性に疑問を抱き、叙事詩に展開しようとした。句読点の導入や多行書きがそれである。迢空自身は、「歌の円寂…